Nummer2をお送りいたします。
私は、生まれて初めて自分で巻き寿司を作ったのは、ヴィースバーデン(1999年~2000年)で留学していた時でした。去年の夏に学生寮でのルームメイト(ロシア人)に再会、彼女は自分の結婚式にお寿司を振舞ったとか、この前2キロのお米を炊いてお寿司を作った等と、笑い話もしました。
ここ、イザローンでもきっと作ることがあるだろうと思い、色々準備していきました。
最近では、町の普通のスーパーで「冷凍寿司」が売られ、また、テレビのドラマの中でも「今日はお寿司よ。」とか言って、お箸で食べているシーンも何度か見ました。イザローンの市民大学では、お寿司教室が、フランクフルト国際空港にもお寿司が食べられるレストランが出来ていたり、驚くばかりでした。
今回は、ホストマザーを初め、小学生のお母さん、近所の方、アジア料理のレストランの厨房の方々とお寿司を作る機会がありました。しかし、生魚が食べられないとか、ベジタリアンである人が多いので、その人に合わせたお寿司を作らなければなりませんでした。
「お寿司は、美味しいけれど、ドイツでは高くてね。。」とよく言われましたが、お寿司は日本でも特別な料理で、各家庭に伝統の味があり、マスターするのが難しい、そして高価なものである(と言う私の見解)と、何度説明したことでしょう。
はっきり言って、私が作ったり、教えてあげるお寿司には残念ながら全く自身がありません。が、お寿司作りは、相手との関係をより深めることができる、交流の「場」として、私はとらえています。お寿司の腕も上がると良いのですが。
長澤 あい